コミュニケーションをとるコツ
高齢者のペースに合わせよう
高齢者を相手にする時は、若い人を相手にコミュニケーションを取るのと同じようにはいかないことがたくさんあります。高齢者の特性を理解した上で、高齢者に合わせたコミュニケーションを取るようにしましょう。
基本になる考え方は「相手を変えることではなく、自分が相手のペースに合わせる」ことです。特に高齢者は「動作が遅くなる」傾向にあります。立ち上がるのも歩くのもペースが遅くなります。そこで高齢者を急がせるのではなく、高齢者はこういうものだと理解を示し、自分が高齢者のペースに合わせることが大切です。いつか自分も高齢者になると思えば、思いやりを持った行動を取れるはずです。また、高齢者ができることは、たとえ時間が掛かっても本人にさせるようにしましょう。自立して生活を送れるように、支援するようなコミュニケーションを取ることも重要です。

歩行時には注意をしよう
高齢者は、頭はしっかりしていても足腰から弱くなる人が多くなります。歩行中のバランスが上手にとれないなどの問題が起こります。高齢者が歩く時には、その障害になるような段差や障害物がないかを先回りして確認するようにしましょう。また、移動の際には隣に付き添い、転倒しそうになったら支えるようにするなど、いつでも対応できる準備を整えておきましょう。
高齢者は聴力が低下することもあり、早口で話をすると大切なことが伝わらないといったことが起こります。そこで、伝えたいことを大きな声でゆっくりと話すようにしましょう。文章を短く簡潔にすることも大切です。また、高齢者は高い音域を聞き取りにくくなりますので、できるだけ低い声で話すようにするのもコミュニケーションのコツとなります。
高齢者の気持ちを理解しよう
高齢者になると、身近な人の死や家族関係の変化、仕事を引退するなど様々な「喪失体験」をすることになります。たくさんのストレスが一時期にかかるため、軽い鬱状態になる人も少なくありません。社会から必要とされていない疎外感を感じて、引きこもり気味になる人もいますし、将来の金銭面の不安に悩んでいる人も少なくありません。元気のない高齢者がいる時には、様々な背景があるかもしれない、と理解をして接することが大切です。高齢者の悩みを理解しようという姿勢で話をし、その中から少しでも多くの楽しみをみつける手助けをしましょう。
また、高齢者の方は長年培った「プライド」があります。現在の社会の流れには多少ついていけない部分があっても、そのプライドを尊重するようにしましょう。子ども扱いをせず、尊敬できる目上の人として扱うようにすると、円滑な人間関係を作れるようになるでしょう。
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介護の現場はさまざまな種類があり、介護士は主に「入所施設」と「在宅介護」の現場で活躍しています。入所施設では、高齢者が24時間体制でケアを受けながら、安心した生活を送っています。一方の在宅介護は、介護士が高齢者の自宅や居室を訪問して日常生活を支援するという形です。どちらも高齢者の気持ちに寄り添い快適な生活を支えるために、介護士には「思いやり」が重視されます。介護の技術は研修を通じて後から身につけられるため、優しい心を持つ人が歓迎されます。
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